【平田研究室】traverse24 Project

平田研究室改装プロジェクト

修士課程一回生 神田 晋大朗

平田研修士学生により研究室の改装プロジェクトに取り組んだ。プロジェクトを進めるにあたり設計系研究室の特性を再確認する事が求められた。主に、1.模型の作成を行う2.材料や道具、過去の模型との関係3.時期によって使い方が変化する等の点が挙げられた。このような背景を踏まえた上で「設計を行う研究室がどのような創造の空間・場であるべきか」というテーマを中心として、各案は結果として2つの大きな方向に分かれた。一つは模型や道具を床下や天井に収納し、アイレベルでの抜けや生活領域の広がりを確保する方向性である。この方向性は案①〜案④にあるようにいずれも3200㎜という天井の高さを生かした案となっている。他方2つ目の方向は収納機能を備えた可動什器を複数設計し研究室にあふれるモノに囲まれた空間を構想する方向である。案⑤〜⑦、図1に見られるように滞在人数や場面変化への対応が容易である点や、モノに囲まれて製作を行うという創造作業上での優位性に特徴がある。また図1に関連が示されているように、プロジェクトを通して模型を中心としたスタディ・エスキスを継続したことで各案同士の影響があったことも特徴の一つである。模型を囲んでのエスキスでは平田教授、岩瀬助教から具体的な助言を頂く中で展開の方向について様々な案から影響を受け、次の展開へとつなげることができた。

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