STUDIO2018
神吉スタジオ「場所の力」
これまでにない変化をみせる現代の都市・地域で、どのようなランドスケープが受け継がれ創造され得るだろうか。新しいランドスケープに向かうために、場所に潜む力を読み、その力を顕在化させる建築と都市・地域空間の提案をめざす。各人が選ぶ敷地およびその位置する都市・地域の「場所の力」の読解作業を重視しつつ進める。敷地は、全員参加でそれぞれの現地調査に赴くため、京都から日帰り可能圏内とし、自由に選ぶ。
「どうして悪はいつも美しく見えるのでしょうか」 大橋茉利奈|研究室
三浦スタジオ「新しい学びの場」
教員、外国人、企業人、地域との交流を取り入れるなど学生寮を学びの場として積極的に位置付ける動きが見られる。本スタジオでは学生寮、企業の寮などの事例を調べた上で大学に相応しい教育・研究・地域交流機能を有する寮を学生の視点から構想する。
「synapse」 角田悠衣|三浦研究室
平田スタジオ「Beyond X 私淑の建築」
独自の思想を背景に優れた作品を残した建築家を一人選び、その思想を再解釈して現代の建築を設計する。重源、ミケランジェロ、伊藤忠太、ロース、フラー、ホライン、、「私淑」する建築家は各自が何人かの候補を挙げ、相談の上決めるが、鬼籍に入っていることを条件とする。設計する建築は自由。
「伊東忠太に私淑する」 高橋あかね|平田研究室
柳沢スタジオ「子育てを軸とした既存街区の再編」
戸建て住宅の建ち並ぶいわゆる住宅街は、今後どのように変わりうるだろうか。人口減少や空き家の増加、住民の高齢化や世代間ギャップなどの問題に対して、住宅単体、また集合住宅や団地としてでもない、戸建ての集合した街区スケールにおいて可能な提案があるはずである。ここでは、主に住宅と街との関係を視点に、ベッドタウンの戸建て住宅地における既存街区を対象として、子育て環境の整備を基軸・契機とした、複合的街区型居住への再編手法の提案に取り組んでほしい。